女御
にょうご異読 にょご
名詞
標準
court lady
文例 · 用例
「貴女御心配には及びません。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
当時五歳の私に彼女は源氏物語の桐壺の巻を「何れの御時にか、女御更衣数多侍ひ給ひける中に……」と読ませて、私は何の意味も判らないながら、養育母兼家庭教師である彼女の字に真似て実語経の一節や、万葉集の歌を万葉仮名で書き始めた。
— 岡本かの子 『私の書に就ての追憶』 青空文庫
「これは御所の女房周防殿が、女御のために建てた堂でございます」 僧は右の方を見返って、仏壇の上に据えた絵像と木像の方を見た。
— 田中貢太郎 『頼朝の最後』 青空文庫
猫はこの女御主人から、「忰や。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
」と、いう綽名を貰っていましたが、いい卵を生むので、これも女御主人から娘の様に可愛がられているのでした。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
まあお前さん気でも違ったのかい、誰よりも賢いここの猫さんにでも、女御主人にでも訊いてごらんよ、水の中を泳いだり、頭の上を水が通るのがいい気持だなんておっしゃるかどうか。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
……此美女御寵愛のうち、なほ/\身の曇を去て、月の都の只中に住玉ひぬとある。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
最初から自分こそはという自信と、親兄弟の勢力に恃む所があって宮中にはいった女御たちからは失敬な女としてねたまれた。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
源氏物語には、多くの魅力的な女御が登場する。
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女御は天皇の寝所に侍し、皇子を産む可能性もあった高位の女官だ。
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若き女御は、優雅な舞を披露して人々を魅了した。
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ウィキペディア
女御(にょうご)は、天皇の後宮の身位の一つで、天皇の寝所に侍した。官名は中国・周代の官制を記した『周礼』に由来し、位は皇后・中宮に次ぐ。また、女御のうち、女性皇族たる女王が女御となった場合の呼称を王女御という。
出典: 女御 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0