耳管
じかん
名詞
標準
Eustachian tube
文例 · 用例
しかるに、死後の世界は全く別世界にして、現在の世界と大いにその関係を異にするを知らば、亡者よりなんらの音信なきは、あたかも色の世界の実況を、耳管だけそなえたる動物に伝うることができぬと同様にして、決して怪しむに及びませぬ。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
彼は視神経とエウスタキー管(耳管)を記載し、視覚について正しい観察をし、精液が脊髄から出るという一般の考えに反対した。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
槍の名人の子孫に対して私は極度に用心し、かじかんでしまったのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
芭蕉の書体が雄健で闊達であるに反して、蕪村の文字は飄逸で寒そうにかじかんでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
人は書きわづらつた、すつかり指がかじかんでしまつたので。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『冬』 青空文庫
薄い髪の、かじかんだお盥結びで、襟へ手拭を巻いて居る、……汚い笈摺ばかりを背にして、白木綿の脚絆、褄端折して、草鞋穿なのが、ずつと身を退いて、トあとびしやりをした駅員のあとへ、しよんぼりと立つて、饂飩へ顔を突込むだ。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
寒さに赤くかじかんだ手の蔭から囁いた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
店の前までくると、入口のすりガラスの大戸の前には、冬の午後の、かじかんだ日ざしをうけて、ひとつひとつの葉の先に、とげのあるらんの小さい鉢がふたつおいてありました。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
作例 · 標準
高い山に登ると、耳管が開いて耳抜きができる。
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風邪をひくと、耳管の働きが悪くなることがある。
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小さな子供は耳管が未発達なので、中耳炎になりやすい。
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ウィキペディア
耳管 とは、中耳(鼓室)と咽頭をつなぐ管状の器官である。鼓室(中耳の空洞)内の空気圧を、その場所の大気圧と等しくする役割や、鼓室内に出る分泌物を咽頭に排出する役割を持っている。これらの役割は、空気中を伝わってくる音の聞こえを良くすることにもつながる。なお、耳管の表面に皮膚はなく、粘膜で覆われている。ギリシア語からそのまま、エウスタキオ管または英語からユースタキー管とも呼ばれる。
出典: 耳管 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0