時艱
じかん
名詞
標準
problems that affect a period of time
文例 · 用例
これは藩主にして、彼は世臣の相違はあれども、薩長二藩の関原以来蓄積したる活力を擢揮し、大勢の趨向を指点し、時艱を済うの人物を鼓動したるは、実に二人先導の功に帰せざるを得ず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
然れども人情の表裏を察し、大勢の機微を射り、立談の際に、天下の時艱を済うの大作用に至りては、未だ彼に許さざるものあるが如し。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
第十二 幕政の変局 家|貧うして良妻を懐い、時艱にして良相を懐う。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
庶民もまたそれにこたへ奉つて、とまれ一億一心を誓つて時艱克服の姿を全土に示してゐる。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
時代は必要に應じて、生ける國民ばかりでなく、過去の偉人にいたるまで、これを時艱の中に、文化建設の中に、土中から呼び起す。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
時艱に耐うる天質のいとど薄い蜀帝をして、この安逸へ歓楽へと誘導するに努めていたものが、黄皓などの宦臣の一群であったことはいうまでもない。
— 篇外余録 『三国志』 青空文庫
槍の名人の子孫に対して私は極度に用心し、かじかんでしまったのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
芭蕉の書体が雄健で闊達であるに反して、蕪村の文字は飄逸で寒そうにかじかんでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
世界経済は、いまだ多くの時艱を抱えている。
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困難な時艱を乗り越え、新しい時代を築きたい。
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歴史上の偉人たちは、それぞれが抱える時艱に立ち向かった。
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