鼓膜
こまく
名詞頻度ランク #36905 · 青空 214 例
標準
eardrum
文例 · 用例
山を下つて氣壓が變る爲に鼓膜の壓迫されたことを云つて居るらしい。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
気圧の急変で鼓膜を圧迫されるのをかまわないでいたら、熱海海岸で車を下りてみると耳がひどく遠くなっているのに気がついた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
音も鼓膜を動かして仕事をし、また熱にも変ずる。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
鼓膜の破れた人が耳を洗う時|眩暈を感じたり、また健全な者でも少時間グルグル舞うた後には平均を失うて倒れたりするのは皆この三半規管を刺戟するためだという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
顛覆した列車の窓からとび出た時の、石のような雪の感触や、パルチザンの小銃とこんがらがった、メリケン兵のピストルの轟然たる音響が、まだ彼の鼓膜にひゞいていた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
」 機関銃の上等兵は、少尉に鼓膜を叩き破られた兄を持っていた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
けれどもそのうちに下り列車が、二人の鼓膜を震憾して通過したので、やっと話が途切れた。
— 夢野久作 『怪青年モセイ』 青空文庫
周囲からは鼓膜でも破り相な勢で鉄と鉄とが相打つ音が逼る。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
作例 · 標準
大きな音を聞きすぎて、耳の奥の鼓膜が破れるかと思った。
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耳鼻科で「鼓膜の状態は非常に綺麗ですね」と言われて安心した。
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気圧の変化で鼓膜が押されるような違和感があり、何度も唾を飲み込んだ。
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ウィキペディア
鼓膜 は四肢動物の耳の一部を構成する薄い膜状の構造。音波を受けて振動することで、空気の振動を機械刺激に変換する。
出典: 鼓膜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0