他動
たどう
名詞
標準
transitive verb
文例 · 用例
「――しかし、そのような女が、やがて日がたつと、突如として他動性を発揮して、夫のほかに男をこしらえて、その男に身を任す、進んで身を任すという事実には、もう驚きません。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
惡蛇は魔氣を吐いて他動物を惱ますといふ。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
……矢っ張り鼻には動的の表現は無い……変化の出来ないものに表現力のあろう筈がない ……あっても他動的で自動的ではないにきまっている…… という事になります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
そうと意志のきまるまでは、随分種々と他動的に迷わされていたが、私を決心に導いてくれたものは私の病気だった。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
これは無論他動物をして、蛇自身の体の、花や葉と思い近付かしめて捉うる擬似作用で、本邦のある蛇が苺の下に隠れて鳥を捕うると同じ働きだ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それを訛ったものか、昔人この蛇毒を以て他動物を殺さんとする時、口に尾を銜みて、箍状になり、電ほど迅く追い走ると言ったが、全く啌で少しも毒なし、しかし今も黒人など、この蛇時に数百万広野に群がり、眼から火花を散らして躍り舞う、人その中に入れば躍り囲まれて脱し得ず、暈倒に及ぶと信ずる由。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その種目の一つに即ち、幼児の首をとらへて高く釣りあげて、これを何回か繰り返すといふ他動的体操が含まれてゐた。
— 牧野信一 『余の倅に就いて』 青空文庫
近代人の鋭敏な感覚では、或程度まで他動的の刺戟に依つて自らを育てなければなりませんね。
— 牧野信一 『眠い一日』 青空文庫
作例 · 標準
「この言語では、自動詞と他動の区別が曖昧なため、文脈から意味を判断する必要がある。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「英語の授業で、動詞の『他動』的な用法と目的語の関係について詳しく解説を受けた。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「日本語の文法研究において、動詞の『自働』と『他動』の対立は非常に重要なテーマだ。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview