悪所
あくしょ
名詞
標準
dangerous area
文例 · 用例
が、何う考えても夢の様で、何の為に悪所絶所を越えて斯んな処へ入込んだのか、其理屈は一切判らぬ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
猟夫や樵夫の荒くれ男ですら之を魔所と唱えて、昼も行悩む三方崩れの悪所絶所を、女の弱い足で夜中に越そうと云うのは、余りに無謀で大胆であった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
山果庭ニ落チテ、朝三ノ食|秋風ニ※クとは申せども、この椎の実とやがて栗は、その椎の木も、栗の木も、背戸の奥深く真暗な大藪の多数の蛇と、南瓜畑の夥多しい蝦蟇と、相戦う衝に当る、地境の悪所にあって、お滝の夜叉さえ辟易する。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
私は猫のいなくなったことを悔むようにさえなり、そのころ行きつけの悪所でそれの代りになる同じ種類の、またいくらか似たような毛並のものがいないかと自分のまわりを捜すようにもなった。
— THE BLACK CAT 『黒猫』 青空文庫
いかに孝女でも悪所において斟酌があろうか、段々|身体を衰えさして、年紀はまだ二十二というのに全盛の色もやや褪せて、素顔では、と源平の輩に遠慮をするようになると、二度三度、月の内に枕が上らない日があるようになった。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
落ちたといっちゃ勿体ない、悪所から根を抜いて、お庇さまでこうやって、おもりをしているんだがね。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
全く鏡を見なすった時に、はッと我に返って、もう悪所には来まいという、吃とした心になったのじゃげな。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
そのお祝に、御教訓をかねてお遣物になさるつもり、まずまあ早くいってみりゃ、油断が起って女狂、つまり悪所入などをしなさらぬようにというのじゃ。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
作例 · 標準
夜間は悪所への外出を避けるべきだ。
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その悪所で事件が頻繁に起きている。
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観光客に悪所に近づかないよう警告した。
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標準
red-light district
作例 · 標準
江戸時代の悪所について歴史の授業で学んだ。
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この地域は昔の悪所跡である。
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悪所の文化は多くの文学作品に描かれた。
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