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裏通り

うらどおり異読 うらとおり
名詞頻度ランク #34213 · 青空 537
1
標準
side street (often parallel to a main street)
文例 · 用例
此処は銀座の裏通りのカフェー、卓子の上で扇風器は、哀しげな唸りをつづけてゐる。
中原中也 夏の夜の話 青空文庫
裏通りを選んで歸つた。
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
伊太利のナポリ辺へ行くと、市街の家並が不均斉で、登つたり降りたり、中庭を突つ切つたり、路地から路地へ曲つたりする迷路のやうな市街が多いといふことを聞いてゐるせいか、伊香保の町の裏通りを歩くと、何となく南欧の田舎町といふ感じがする。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
カーテンを上げて覗いてみると、人気のない深夜の裏通りを一台の雪橇が辷って行く、と思う間もなく、もう町のカーヴを曲って見えなくなってしまった。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
ウンテル・デン・リンデンの裏通りのベーレン街にあったこの劇場のレビューは、一つの出しものを半年も打ちつづけていて、それでいて切符は数日前までにみんな売切れになっていた。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
その後も幾度か、僕は牧水氏と一所になり、よく淺草公園の裏通りや、吉原の遊廓などを歩き※つた。
萩原朔太郎 追憶 青空文庫
青樹の梢をあふぎてまづしい、さみしい町の裏通りで、青樹がほそほそと生えてゐた。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
わたしは遠い遠い街道で乞食をした、みぢめにも飢ゑた心が腐つた葱や肉のにほひを嗅いで涙をながした、うらぶれはてた乞食の心でいつも町の裏通りを歩きまはつた。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫