四海
しかい
名詞
標準
the whole world
文例 · 用例
この海峡は大洋から瀬戸内海に通ずる入口の中で一番広いから内海に出入りする海水も主にここから出入りするので、潮流もなかなか早く通例一時間三、四海里くらいの速度であります。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
それで、人間の頭脳の最高水準を次第に引き下げて、賢い人間やえらい人間をなくしてしまって、四海兄弟みんな凡庸な人間ばかりになったというユートピアを夢みる人たちには徹底的な災難防止が何よりの急務であろう。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
古い言葉の四海兄弟という文字の意味が急に新しい光を浴びて現われて来るのを感じる。
— 寺田寅彦 『日本楽器の名称』 青空文庫
」特務曹長「閣下の御勲功は実に四海を照すのであります。
— 一幕 『饑餓陣営』 青空文庫
四海波靜にして俥の上の花見のつもり。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
魏の帝業を承くるや、四海こゝに靜謐にして、王侯、公主、外戚、其の富既に山河を竭して互に華奢驕榮を爭ひ、園を脩め宅を造る。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
四海波静かにて、波も動かぬ時津風、枝を鳴らさぬ御代なれや、と勿体ない、祝言の小謡を、聞噛りに謳う下から、勝負!
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
思えば、きょう、あけがたの夢に、千羽の鶴が空に舞い、四海波押しわけて万亀が泳ぎ、」と、うっとりと上目使いして物語をはじめながら、お金を帯の間にしまい込んで、「あの、本当でございますよ、旦那。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発明した技術は瞬く間に四海に広まり、世界中の生活を便利に変えた。
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四海の平和を願う人々の声が一つになり、国際的な協力体制が築かれた。
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四海の内はみな兄弟であるという精神で、国境を越えた支援活動を続けている。
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