囚人服
しゅうじんふく
名詞
標準
prison uniform
文例 · 用例
見ると柿色の囚人服を着た外山直堂であつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
もっとも、青い囚人服を着ていたとすれば、その場は無事に通り過せなかっただろうが、その時銀造はチマ子が差入れてくれた洋服を着ていたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
もう一つの長閑な例――奇妙な囚人服を着せられ道路工事に使役されている土人の囚人の所へ、日曜着の綺羅を飾った囚人等の一族が飲食物携帯で遊びに行き、工事最中の道路の真中に筵を敷いて、囚人達と一緒に一日中飲んだり歌ったりして楽しく過すのだ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
無論囚人服を着たままですから、夜しか人里に出られなかった訳でしたが、私は盗みというものを絶対にしない方針でしたので、どこまでも青いお仕着せ姿で、鳥獣と同じ生活をして行かなければなりませんでした。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
その以外には何の準備も出来ない囚人服のまま、舞台裏から飛出して来たばかりの、金ピカ洋装の彼女と手に手を取って、涯てしない原始林の奥を目がけて、盲滅法に突進したのですからね。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
黒血だらけの引っ掻き傷と、泥と、ホコリに塗みれた素跣足の上に、背縫の開いた囚人服を引っかけて、太い、新しい荒縄をグルグルと胸の上まで巻き立てている彼の姿を見たら、大抵の者が震え上がったであろう。
— 夢野久作 『白菊』 青空文庫
今度の脱獄後の彼は、どこまでも囚人服を着換えなかった。
— 夢野久作 『白菊』 青空文庫
一体に囚人が男も女も民家に見る労働者よりも身綺麗に感ぜられたのは、その一定した浅葱色の囚人服のためであらう。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
作例 · 標準
映画の脱獄シーンで、主人公はオレンジ色の囚人服を着て過酷な労働に従事していた。
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「昔の囚人服って、どうして白と黒の横縞模様だったんだろうね」と弟が不思議そうに聞いた。
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彼は追手から逃れるために囚人服を脱ぎ捨て、干してあった農作業着を失敬して着替えた。
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