言いぶり
いいぶり
名詞
標準
manner of speaking
文例 · 用例
で、ものの言いぶりと人のいい顔色が、気を隔かせなければ、遠慮もさせなかった。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
けっして皮肉ではなく愛嬌のある言いぶりをして、もてなして帰したが、妾はしばらく思案して伊助と別れてしまった。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
ところで、どんな天候にさらされても、その白さを保ち、さらにその白さを増しもするものとしては、人間の頭蓋骨にかなうものはないからな(19)」「しかし君の大げさなものの言いぶりや、甲虫を振りまわす振舞いといったら――そりゃあ実に奇妙きてれつだったぜ!
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
」 と云うと、先達は落着いた面色で、「人面瘡、ははあ、」 さも知己のような言いぶりで、「はあ、人面瘡、成程、その面が天人のように美しい。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
源氏は微笑を見せながら、「あなたに人生の苦しい道をばかり通らせて来た酬いは私がしないでだれにしてもらえますか」 と言って、源氏は聡明らしい姫君の物の言いぶりに満足しながら、右近にいろいろな注意を与えて源氏は帰った。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
フ氏の言いぶり古エジプトの竜も、単に大蛇にほかならぬようだが、日神の敵アポピは、時に大蛇、時にが同長の蛇を嚥んだところを、著者が殺し腹を剖くと、蛇なお活きいたとあるし、十六世紀にベスベキウス、かつて蛇が蝦蟆を呑み掛けたところを二足ある奇蛇と誤認したと自筆した(『土耳其紀行』一七四四年版、一二〇頁)。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
兄弟と申しましても、十八、十七、十六という一つ違いで脊の高さも同じ位で、顔の様子や物の言いぶりまで、どれが一郎次でどれが二郎次だか、他人には見分けの付かないほどよく似ていました。
— 菊池寛 『三人兄弟』 青空文庫
その一組は呼吸の通っている人達とみえて、声柄に何の変りもなかったが、今一つの組が肉身を具えたこの世の人たちでなかったのは、その物言いぶりが何よりもよく語っていた。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
首相の記者会見での、質問をはぐらかすような言いぶりには、国民から疑問の声が上がった。
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彼はいつも上から目線の言いぶりで、部下を委縮させてしまう。
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上司は部下のプレゼンテーションに対し、「もう少し丁寧な言いぶりを心がけた方が良い」とアドバイスした。
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経済アナリストは、企業のIR発表における社長の慎み深い言いぶりから、業績への懸念を読み取った。
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