奉承
ほうしょう
名詞動詞-サ変
標準
receiving (order, etc.) reverently
文例 · 用例
材能伎芸を以て奉承するは男芸者の職分である。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
貸座敷の高楼大厦とその中にある奴婢臧獲とは、おいらんを奉承し装飾する所以の具で、貸座敷の主人はいかに色を壮にし威を振うとも此等の雑輩に長たるものに過ぎない。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
王念孫(中国清代の学者)は、『広雅』で貫は「行也」と注釈している、『荀子(王制篇)』に「為之貫之」とある貫も、「為す」即ち「行う」の字義である、『漢書(谷永伝)』に「以次貫行、固執無違」とあるのも、『後漢書(光武十王伝)』に「奉承行貫」とあるのも、皆「行う」と訓むべきである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
そのかみは、官途も、今のごとくにはあらず、奉承榮達の道も、今よりは、たはやすかりきとおぼゆ、同僚は、時めきて遷れるも多し、おのれに親しく榮轉を勸めたりし人さへも、ひとりふたりにはあらざりき、されど、かゝる事にて心の動く時は、つねに王父の遺誡を瞑目一思しぬ。
— 大槻文彦 『ことばのうみのおくがき』 青空文庫
文久二年六月|島津三郎の兵力に護られた勅使一行は、安政詔勅の実行として左の三条中一条を奉承すべき勅命を伝えた。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
将軍上洛、諸藩と共に攘夷を議するか没海五大藩を任じて夷狄掃攘に当らせるか慶喜を将軍後見職に越前春岳を政治総裁に任ずるか 幕府は第三条を奉承したから、一応水戸ブロックの幕政参与は実現したわけだが、その第一の政治は、参覲交代制緩和以下の幕政改革による藩権伸張策だった。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
作例 · 標準
「この任、そなたに託す」「ははっ、謹んで奉承つかまつりまする」
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家臣一同は、主君の命令を奉承し、速やかに行動を開始した。
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古文書には、彼が勅命を奉承し、見事に任務を遂行したと記されている。
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