四面楚歌
しめんそか
名詞名詞-の形容詞
標準
being surrounded by enemies on all sides
文例 · 用例
皆口を揃へて醫者になれ/\と口やかましく勸める、其四面楚歌の聲の中に立つて、一年ばかりぶら/″\して居る中に、親父の建てた家も、殘した金も滅茶々々になつて、僕は市井の間に埋つて了つた。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
私が『「いき」の構造』を書いた頃はマルクス主義全盛の頃で、私は四面楚歌の感があった。
— 九鬼周造 『伝統と進取』 青空文庫
さりとて今さら中止するわけにも行かないので、四面楚歌のうちに一週間ほども興行をつづけていると、警視庁でも輿論の沸騰にかんがみて、さらに劇場に対して上演中止を命令した。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
「燭は暗し、數行虞氏の涙、夜は深し四面楚歌の聲。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
四條金吾は鎌倉幕府の江馬入道につかへた武士で、當時四面楚歌の日蓮に師事し、法華經信者の隨一ともいへる若人だ。
— ――よく生きよとの―― 『尼たちへの消息』 青空文庫
「四面楚歌か」「いいえ、左様ではござりませぬが」 と、将曹が云いかけると、斉興は、肩で溜息をして「仕方があるまいな」「仕方があるまい、とは?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
四面楚歌――そんな妙な形容詞が、どうやら当篏りそうでございます。
— 蘭郁二郎 『幻聴』 青空文庫
三成は四面楚歌であるとはいへその背後には豊臣家があり、家康の党類は多いと云つても、その中のある者は反三成の故に家康に結ぶだけで、豊臣徳川となればハッキリ豊臣につく連中だつた。
— 坂口安吾 『家康』 青空文庫
作例 · 標準
会議で反対意見ばかりが出て、彼はすっかり四面楚歌の状態に陥った。
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不祥事が発覚し、世間からも身内からも見放されて四面楚歌となった。
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四面楚歌のピンチを乗り越えてこそ、真のリーダーになれるのだ。
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