幻辞.com

回数券

かいすうけん
名詞
1
標準
coupon tickets
文例 · 用例
家捜しが手間どったら寄らずに帰る」切り取った回数券はじかに細君の手へ渡してやりながら、彼は六ヶ敷い顔でそう言った。
梶井基次郎 雪後 青空文庫
「じゃあ、これ持って行きなはれ」 主任はめずらしく、市電の回数券を二枚ちぎってくれた。
織田作之助 わが町 青空文庫
それとわかると、君枝は今日の見合いに、クリームひとつつけて来なかったことがにわかに後悔され、嬉しさと恥かしさで下向くと、地下鉄の回数券が一枚よごれて落ちているのが眼にとまり、今この時これを見たことは、生涯忘れ得ないだろうと、思った。
織田作之助 わが町 青空文庫
「旧券の時に、市電の回数券を一万冊買うた奴がいるらしい」「へえ、巧いことを考えよったなア。
織田作之助 郷愁 青空文庫
四円五十銭としても、四万五千円だからな」「市電の回数券とは巧いこと考えよったな。
織田作之助 郷愁 青空文庫
市電の回数券には気がつかなかった」「もっとも新券、新券と珍らしがって騒いでるのも、今のうちだよ。
織田作之助 郷愁 青空文庫
親爺は、回数券を出して、「二枚だよ。
牧野信一 競馬の日 青空文庫
」といふと女史は流行の四季袋の中から汽車の回数券を取り出して相手の鼻の先で見せびらかす。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
ウィキペディア

回数券(かいすうけん)とは、高頻度で利用する顧客のために、乗車券・航空券・入場券・食券・施設利用券等を何枚か一綴りにして発行する金券のことで、利用の都度支払う場合に比べ、料金が割引になっているのが一般的である。

出典: 回数券 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0