聖経
せいきょう異読 せいけい・しょうぎょう
名詞
標準
sutra
文例 · 用例
伊留満喜三郎 (首うなだれ、思ひ沈むこなし、ややありて―独白)この大神の御為めには、母も捨て、妻、子も捨てよと……ええ、聖経にも記されておぢやるわ――叔父上!
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
凡ての批評眼を抉り去りて後に聖経を解かむとするは、むかし羅馬教の積弊たりしものを受けて今日の浅薄なる聖経の読者が為すところなり、心を以て基礎とし、心を以て明鏡とし、心を以て判断者となし、以て聖経に教ゆるところを行はんとするは、最近の思想を奉じ自由の意志に従ひて信仰を形くるものなりけり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
もし聖経の教ゆるところ、単に消極的の殺快楽(或は克己)に止まらば、聖経も亦た古来幾多の思想界の階段の一となるの歴史上の価値を得るのみにして、止まんのみ。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
聖経はエルサレムの神殿を以て神の座すところとせり、其神殿に聖所あり、至聖所あり、至聖所には祭司の長の外之に入ることを得るもの甚だ稀なりと伝ふ。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
今の普通一般の人、却って才能・学識の低くても問うことなく、眼を聖経・賢伝から閉じて、思いを妄計憶測に凝らすのは、狂愚と云わないで何と云おう。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
近頃之を後人の仮作とする史家の説もあるが、聖経、詩賦、文章、歴史等古代の文献が尽く猛火の餌食となって焔々天を焦がし、尊いマニュスクリプトを焚いて風呂まで沸かしたというに到っては匹夫の手に果てたる英雄の最期を聞く如き感がある。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
且つ又|聖経の教ふる処に依れば天国に行かんとすれば是非とも小児の心を有たざるべからず。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
新しい浪曼主義の代表者であるウィルソン大統領の戦時中から今日に到るまでの度々の提議は、一語として新時代を指導する聖経風の金言でないものはありません。
— 与謝野晶子 『激動の中を行く』 青空文庫
作例 · 標準
厳かな雰囲気の中、法要に集まった人々は一斉に聖経を唱え始めた。
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旅先で訪れた古い寺の住職が、手書きで写された美しい聖経を見せてくれた。
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彼は毎日欠かさず聖経を読み返すことで、心の平穏を保とうとしている。
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標準
writings of a sage
作例 · 標準
古代の賢者が残したとされる聖経には、現代にも通じる普遍的な教訓が詰まっている。
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彼は書斎に籠り、何世紀も前に書かれた聖経の注釈書を熱心に読み耽っている。
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学校の授業で、倫理的な価値観を学ぶための教材としてこの聖経の一部が紹介された。
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標準
Bible
作例 · 標準
教会の礼拝では、牧師が聖経の一節を朗読し、その日のメッセージを語る。
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彼はホテルに備え付けられていた聖経を何気なく手に取り、読み始めてみた。
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その画集には、聖経の名場面を題材にしたルネサンス期の絵画が多数収録されている。
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