薯蕷
とろろ
名詞頻度ランク #35530 · 青空 32 例
標準
grated yam
文例 · 用例
そんな比羅絵を、のしかかって描いているのが、嬉しくて、面白くって、絵具を解き溜めた大摺鉢へ、鞠子の宿じゃないけれど、薯蕷汁となって溶込むように……学校の帰途にはその軒下へ、いつまでも立って見ていた事を思出した。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
例せば小児が薯蕷を焼くとき共に食うべき肴を望まば、上帝われに魚を与えよと唱えて棒を空中に抛ればたちまち魚を下さった。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
此故に腥き血の臭失せて白粉の香鼻を突く太平の御代にては小説家即ち文学者の数次第々々に増加し、鯛は花は見ぬ里もあれど、鯡寄る北海の浜辺、薯蕷掘る九州の山奥に到るまで石版画と赤本は見ざるの地なしと鼻うごめかして文学の功徳無量広大なるを説く当世男殆んど門並なり。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
蕎麦切のつなぎ 蕎麦のつなぎは、鶏卵、自然薯、長芋、薯蕷、大和薯、仏掌薯などを使用します。
— 村井政善 『蕎麦の味と食い方問題』 青空文庫
(ロ)薯蕷つなぎは、これは生でおろし込むことが普通でありますが、でき上がりが軟らかになることもありますから、薯蕷の乾粉を使用すると佳良であります。
— 村井政善 『蕎麦の味と食い方問題』 青空文庫
その割合は、蕎麦粉一升につき薯蕷粉八勺です。
— 村井政善 『蕎麦の味と食い方問題』 青空文庫
薯蕷とヤマノイモ 昔から薯蕷をヤマノイモ(Dioscorea japonica Thunb.)にあてて用いているのは大変な間違いであるにもかかわらず、世人はこれを悟らずに今日でもヤマノイモに薯蕷の字を使っているのはもってのほかの曲事である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
元来山薬とは薯蕷の一名であるから薯蕷がヤマノイモでない限り、山薬もまたヤマノイモたり得ない理屈だ。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
作例 · 標準
山芋をすりおろして作ったとろろは、ご飯によく合う。
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新鮮なとろろは、磯の香りがしてとても美味しい。
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今日の昼食は、麦ご飯にとろろをかけたヘルシーな定食にした。
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