炭火
すみび
名詞頻度ランク #27383 · 青空 376 例
標準
charcoal fire
文例 · 用例
子供が七輪の炭火の上に倒れても、よう起さないで泣き出してしまう老人に、――畜生!
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
炭火はチラチラ青い焔を出し、窓ガラスからはうるんだ白い雲が、額もかっと痛いようなまっ青なそらをあてなく流れていくのが見えました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
灰の火鉢における効用は強い炭火を容器に密接させぬ事や炭をのせる台になる事の外に、炭が急に燃えるのを防ぎ、また熱の直接に空気へ放散するのを一部その中に貯えておく事である。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
炭火から出る炭酸|瓦斯は熱した空気と一緒に天井へ上り障子の紙を透して外へ出るから日本の家屋ではそう恐ろしい害はない。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
また炭火の中で炭酸瓦斯が還元して一酸化炭素という恐ろしい毒瓦斯を作る事はあるが、これは大抵青い焔を上げて燃えてしまう。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
埋火 炭火を灰で埋めれば酸素の供給が乏しくなるから燃えにくくなって永く保っている。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
昔は大きな火鉢に炭火を温かに焚いていたのが、今は煤けた筒形の妙なストーブのようなものが一つ室の真中に突立っていた。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
なんでも赤※びた鉄火鉢に炭火を入れてあって、それで煙管の脂を掃除する針金を焼いたり、また新しい羅宇竹を挿込む前にその端をこの火鉢の熱灰の中にしばらく埋めて柔らげたりするのであった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
寒い冬の夜、囲炉裏の炭火が赤々と燃えているのを見ているだけで心が温まる。
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炭火の遠赤外線効果で、中までじっくり火が通った焼き魚は格別の味わいだ。
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キャンプ場で炭火を熾し、マシュマロを焼いて食べるのが子供たちの恒例行事になっている。
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