醒覚
せいかく
名詞動詞-サ変
標準
awakening
文例 · 用例
殺人の大悪彼を驚懼せしめ、醒覚せしめしか。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
切角安心している父親に、余計な苦労を掛けたくない、それよりは自分を強く、丈夫に見せて遣りたいと、努力して話をしているうちに、これまで自分の胸の中に眠っていた或る物が醒覚したような、これまで人にたよっていた自分が、思い掛けず独立したような気になって、お玉は不忍の池の畔を、晴やかな顔をして歩いている。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
それはお常の変な素振が、亭主の内にいる時殊に甚しくて、留守になると、却って醒覚したようになって働いていることが多いと云う事である。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
八は時計の音に刺戟せられて少し醒覚したやうな心持がすると共に、例の泥坊としての義務を思ひ出した。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
すると突然或声が耳に入つて、わたしは沈思の中から醒覚しました。
— DAT FLEESCH 『尼』 青空文庫
策うたれ駆られてばかりゐる為めに、その何物かが醒覚する暇がないやうに感ぜられる。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
併しそれは無に醒覚せんが為めの進化である。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
僕はこの時忽ち醒覚したような心持がした。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
長い混迷の時代を経て、国民の間にようやく権利への醒覚が生まれた。
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旅先での体験が、彼の芸術に対する新たな醒覚を促した。
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自己の限界を悟った瞬間、彼の中に真の醒覚が訪れた。
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