町人
ちょうにん異読 まちにん
名詞頻度ランク #38978 · 青空 2501 例
標準
chōnin (Edo-period social class of town-dwelling commoners, esp. landowning merchants)
文例 · 用例
それは彼の単なる詩人的エキゾチシズムと見るよりは、彼の生活していた江戸時代の文化情操が、町人的卑俗主義に堕していたことで、蕪村の貴族主義と容れなかった上に、彼自身が京都に住んでいたためと思われる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
煤の埃の中にして捨松ここに思ふ樣老店の主人三代の暖簾をくぐる町人は幾度同じ夢を見て繰り返したる榮落に街の繁華は見たるなり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
実証的な西鶴のマテリアリズムは彼の「町人もの」の到る処に現われているのであるが、『永代蔵』にある「其種なくて長者になれるは独りもなかりき」という言葉だけからもその一端を想像される。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
これらは、西鶴一流とは云うものの、当時の日本人、ことに町人の間に瀰漫していて、しかも意識されてはいなかった潜在思想を、西鶴の冷静な科学者的な眼光で観破し摘出し大胆に日光に曝したものと見ることは出来よう。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
ときどきには同役や御用達町人なども連れて来る。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
川春はなかなか大きい店で、旗本屋敷や大町人の得意場を持っている。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
前に云ったような人間の多い時代ですから、旗本の隠居や大町人の贅沢な奴らが川春の宇三郎にたのんで、御留川のむらさき鯉を食うのがある。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
宇三郎の白状で、鯉を食った者はみんな判っているんですが、身分のある人は迂濶に詮議も出来ず、大町人は金を使って内々に運動したのでしょう、その方の詮議はすべて有耶無耶になってしまいました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の浮世絵には、活気あふれる町人(ちょうにん)の生活が描かれている。
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彼は、武士の身分ではなく、町人(ちょうにん)として商売を成功させた。
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町人(ちょうにん)文化は、歌舞伎や浮世絵などを生み出した。
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ウィキペディア
町人(ちょうにん)は、戦国時代・江戸時代に城下町など大きな都市に住んでいた職人、商人の総称である。または当時の都市在住の庶民階級の総称であり、昔ながらの農地に住む庶民階級の百姓や都市在住の武士階級と区別して用いられた。
出典: 町人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0