縊死
いし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #7595 · 青空 212 例
標準
suicide by hanging
文例 · 用例
天上縊死遠夜に光る松の葉に、懺悔の涙したたりて、遠夜の空にしも白ろき、天上の松に首をかけ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
天上の松を恋ふるより、祈れるさまに吊されぬ といふ天上縊死の一章を見ても、どれだけ彼が苦しんだことかが判る。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
門外に靴音して、朝巡回の巡査、松の木の縊死を認めて、戸を叩き、「開門、開門。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
松の木に縊死があるで。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
早速|護摩でも焚かせねばお邸から縊死を出してどうするものじゃ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
これ蓋し深川綾子の建案にて、麹町の姫様檀那となり、あまたの貴婦人これを扶け、大法会を修して縊死の老婆を追善し、併せて鮫ヶ橋の貧民の男女を論ぜず、老少を問わず、天窓数一人に白米一斗、無慮一百石を散ぜんとする未曾有の施行なりき。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
昨日、裏山で発見された死人は抱合心中だつたさうな、男が八十、女が四十、夫婦だか親子だか解らないさうだ、先月、小郡の木賃宿に泊つて、それから行方不明だつたさうである、とにかく八十の高齢にしてなほかつ縊死しなければならなかつた事情の深さを考へずにはゐられない、老の涙!
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
「――刃物、縊死、鉄道往生、その他いろいろ自殺の方法を、このあまりに感情的だった動物は考え出した。
— ――夫婦哲学―― 『花嫁の訂正』 青空文庫
作例 · 標準
報道によると、容疑者は逮捕直前に自宅で縊死していたという。
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江戸時代の史料には、武士が切腹の代わりに縊死を選ぶ記述が見られる。
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監察医は、遺体の状況から縊死と断定した。
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小説の登場人物は、絶望のあまり屋敷の奥で縊死を遂げた。
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ウィキペディア
縊死 とは、索状物で自重またはモノの重さにより首(頸部)が圧迫されることで、呼吸や脳の血流が阻害され、脳や臓器に回復不能な機能障害が起き(縊頸)、結果として死に至ることをいう。身体が完全に宙に浮き、全体重が索状物にかかっている場合を定型的縊首(首吊り死)、それ以外の場合を非定型的縊首という。
出典: 縊死 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0