頤使
いし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #7595 · 青空 31 例
標準
bossing someone around
文例 · 用例
人はたゞに自然に頤使されるばかりで無く、中に自然に逆らふことを許されて居る。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
島民等を頤使して、舟庫を作らせたり祭祀をとり行ったりもした。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
それに、其の態度が如何にも自信に充ちていて、言葉こそ叮寧ながら、どう見ても此方の頤使に甘んずるものとは到底思われない。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
その時鹿田は酒で顏を赤くしてだらしのない風で街道を漫歩し、美少年たる富之助を頤使するといふことを自慢にしてゐるらしく見えた…… また或時は……隅田川のボオトレエスの日……彼は鹿田の友達に顏をひどく打たれて鼻血を出したことがある…… 思ひ出すのを恐れるやうな記憶がその他にいくらもあつた。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
菜っ葉服らのそれは、敗戦の実証であって、抄紙機に駆使され頤使されて、周章狼狽の果ての過失から、まざまざと彼らは弱者たる彼ら自身を彼らの運転する機関の前に曝さねばならない惨めなジレンマに堕ちてしまったといっていい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
が、この高尚な道樂によつて精神的な滿足を得ると同時に、生涯自分の頤使に甘んじて誤たぬ何人かを、關係ある會社内に持ち得るとすれば、一層好都合であるに違ひなかつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
」 五位は、ナイイヴな尊敬と讃嘆とを洩らしながら、この狐さへ頤使する野育ちの武人の顔を、今更のやうに、仰いで見た。
— 芥川龍之介 『芋粥』 青空文庫
作者、俳優はその頤使にあまんじて、益々演劇の堕落を助けてゐる。
— 岸田國士 『演劇一般講話』 青空文庫
作例 · 標準
彼の部下に対する頤使ぶりは、周囲の顰蹙を買っていた。
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新任のマネージャーは、着任早々、頤使するような態度で部下を扱ったため、反発を招いた。
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権力を得てから、彼は周囲の者を頤使するようになり、誰も彼に逆らえなくなった。
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「もう少し丁寧に話していただけませんか。頤使されているように感じます」と、顧客は冷静に苦言を呈した。
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