揚げ
あげ
名詞頻度ランク #7025 · 青空 109 例
標準
deep-frying
文例 · 用例
へい、――それには全く気が付きませんでした、自転車は月の光を浴びながら、ガタ/\といつて引揚げられた。
— 中原中也 『(七銭でバットを買つて)』 青空文庫
なんと鍋屋横丁の裏辺りから東京高等学校の辺りにかけてといふものは、いやな東京の郊外中でもわけてもいやな所であり、硝子障子から外をみると、枯草の野ッ原の中で子供が三つ凧を揚げてゐる。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
太宰に食わせる油揚げはよそを捜して見つけたらいい。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
卓子に肘を突いたまゝ、ゆつくり煙を揚げてゐる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
「人間の昂奮とかいふものはさう永続的でないのだから……」――私はそんな理窟を勝手に捏ね揚げて自分の心を制しようと強めた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
」 私は転んで両足を弟の腹に当てがつてずつと突き揚げてやつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
」彼女は語尾を揚げると共に男の顔を掬ひ上げるやうにしてみた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
毎年夏始めに、程近い植物園からこのわたりへかけ、一体の若葉の梢が茂り黒み、情ない空風が遠い街の塵を揚げて森の香の清い此処らまでも吹き込んで来る頃になると、定まったように脳の工合が悪くなる。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
作例 · 標準
揚げの例文
標準
abura-age
作例 · 標準
揚げの例文