開立
かいりゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
extraction of cubic root
文例 · 用例
が、其お隣の反比例から又|亡羊し出して、按分比例で途方に暮れ、開平|開立求積となると、何が何だか無茶苦茶になって、詰り算術の長の道中を浮の空で通して了ったが、代数も矢張り其通り。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
其村の太祖と考へられて行くはずの人の伝記及び系図を、村の開立の時に与へて伝承させた事を考へなければ、子部・名部の設立があまりにはかない企てと思はれる。
— 折口信夫 『語部と叙事詩と』 青空文庫
世人は分数、比例もしくは開平開立ができたとて、その人を数学家と呼ばぬが、網を持って蝶やトンボを採集しガラスぶたの箱に並べて、十箱にもおよぶと、すでにその人を博物家と名づけて、これと生物学者とを混同している。
— 丘浅次郎 『誤解せられたる生物学』 青空文庫
しかも昆虫を十箱集めただけでは、実はいまだ生物学の門へもはいらぬくらいのところであるゆえ、とうてい数学中の開平、開立の位地にはおよばぬのである。
— 丘浅次郎 『誤解せられたる生物学』 青空文庫
次第に軽便になって、開平開立には半九々などいうものも現われ、計算を簡単にすることになった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
算盤では開平開立もできるけれども、算盤の長所は加減乗除の捷軽なところにある。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
支那で早くから開平開立の算法が立派に整い、その方法を推し広めて二次三次の方程式の解法も成立し、また一次連立方程式の解法もできるし、後には古来の開平開立の方法を拡張して高次方程式の近似解法が成り、天元術、四元術の進歩した代数学が発達したなど、皆算木を使用してできたのであった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
) かかる新教開立の霊場なるも、当日、余のほかに一人の参拝者を見ざるは奇怪なり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫