海流
かいりゅう
名詞頻度ランク #27583 · 青空 107 例
標準
ocean current
文例 · 用例
それがわずかに「わが青海流は都会人の嗜みにする泳ぎだ。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
ついに父は荒川放水を逃路の限りとして背水の陣を敷き、青海流水泳の最後の道場を死守するつもりである。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
肩や両脇を太紐で荒くかがって風の抜けるようにしてある陣羽織式の青海流の水着を脱ぐと下から黒の水泳シャツの張り付いた小初の雄勁な身体が剥き出された。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
青海流の作法からいうと翡翠の飛込み方は、用意の号令で櫓の端へ立ち上って姿勢を調え、両腕を前方へさし延べるときが挙動の一である。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
子供のうちから新|舞踊を習わせられ、レヴュウ・ガールとも近附のある小初は、媚というねたねたしたものを近代的な軽快な魅力に飜訳し、古典的な青海流の飛込みの型にそっと織り込ますことぐらい容易である。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
ここのところをわが青海流では、死屍水かかずしてよく浮くといって、平泳ぎのこころだ」「それは、よくおとうさんがおっしゃる、あの渾沌未分の兄弟か何かなの」 小初は食後の小楊枝を使いながら父親を弥次った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
今日は青海流水泳場の遠泳会の日なのである。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
もっともこの点では英国諸島はきわめて類似の位置にあるが、しかし大陸の西側と東側とでは大気ならびに海流の循環の影響でいろいろな相違のあることが気候学者によってとうに注意されている。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫