回流
かいりゅう
名詞動詞-サ変
標準
circulation
文例 · 用例
あの人たちの命を救うためには、自分の血を一滴ずつ何千回流そうとかまわなかったのですが、まったくのところ、全人類を犠牲にすることはできなかったのですよ、お父さん。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
それはどういう地形かと云うと、川の流れがほぼN字形に回流している部分をさすのである(実際はNの上下の角がもっと円味を帯びている)。
— 知里真志保 『学問ある蛙の話』 青空文庫
言ふことも書くことも出来なかつたが、離れてみると、なか子へ対する愛情が滝のやうに溢ふれ、漂動してゐて、何かとらへどころのなかつた不安が、金や生活ではなく、小さな女の愛情に廻流してゐたのだと、嘉吉はなか子へ向つて、「おゝい、おゝい」といまさら呼びかけるやうな気持ちであつた。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
「滝つ河内」は、今の宮滝附近の吉野川で、水が強く廻流している地勢である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫