章句
しょうく
名詞
標準
chapter and verse
文例 · 用例
今から百年前にこの書を読んだ人にはおそらく無意味な囈語のように思われたであろうと思うような章句で、五十年前の読者にはやっと始めてその当時の科学的の言葉で翻訳されたであろうと思われるのがある。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
……たゞし節なし、忘れた處はうろ拔きで、章句を口のうちで、唯引張る。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
また吾人は、一篇の詩をずたずたに切り離し、個々の部分的な章句を集めて、そこから全体の意味を綜合しようと考えても、始めにその詩を読んでいない限りには、到底認識ができないのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ただ感じられるものは、単調にして重苦しく、変化もなく情趣もない、不快なぬるぬるした章句ばかりだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
読方だって、何だ、大概、大学朱熹章句で行くんだから、尊い御経を勿体ないが、この山には薬の草が多いから、気の所為か知らん。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
さういふ時には、曾ての日と同じく、人語も操れれば、複雜な思考にも堪へ得るし、經書の章句をも誦ずることも出來る。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
そういう時には、曾ての日と同じく、人語も操れれば、複雑な思考にも堪え得るし、経書の章句を誦んずることも出来る。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
わたしは彼女に歌謡の章句を噛み味わせ、自分から三味線を把って歌い巧ませ、大衆の好みの在るところをかの女に差し示した。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
その小説の美しい章句を、手帳に書き留めておく。
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経典の難解な章句を解釈するために、辞書を引く。
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「この章句には深い意味がある」と、教授が力説した。
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