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私徳

しとく
名詞
1
標準
personal morals
文例 · 用例
然れども巻頭の中館松生君が私徳論の如きは、其文飛動を欠き精緻を欠くと雖ども、温健の風、着実の見、優に彼の気取屋党に一頭地を抜く者と被存候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
同君の論旨が質朴謙遜に述べられてある丈、小生も亦其保守的傾向ある所謂私徳に対して仰々しく倫理的評価など下すまじく候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
けだし一身の私徳は悉皆天下の経済にさし響くものにあらず、見ず知らずの乞食に銭を投与し、あるいは貧人の憐れむべき者を見れば、その人の来歴をも問わずして多少の財物を給することあり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
そのこれを投与しこれを給するはすなわち保護の世話なれども、この保護は指図とともに行なわるるものにあらず、考えの領分を窮屈にしてただ経済上の公をもってこれを論ずれば不都合なるに似たれども、一身の私徳において恵与の心はもっとも貴ぶべく最も好みすべきものなり。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
世の学者、経済の公論に酔いて仁恵の私徳を忘るるなかれ。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
一身の私徳を後にして、交際上の公徳を先にするものの如し。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
即ち公徳私徳の名ある所以にして、その分界明白なれば、これを教うるの法においてもまた前後本末の区別なかるべからざるなり。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
例えば支那流に道徳の文字を並べ、親愛、恭敬、孝悌、忠信、礼義、廉潔、正直など記して、その公私の分界を吟味すれば、親愛、恭敬、孝悌は、私徳の誠なるものにして、忠信、礼義、廉潔、正直は、公徳の部に属すべし。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
作例 · 標準
政治家には、公徳だけでなく私徳も問われる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の私徳の高さは、多くの人から尊敬されている。
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いくら仕事ができても、私徳が欠けていては信頼されない。
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