千言
せんげん
名詞
標準
lots of words
文例 · 用例
やがて裁判長は被告に向かいて二、三の訊問ありけるのち、弁護士は渠の冤を雪がんために、滔々数千言を陳ねて、ほとんど余すところあらざりき。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
滔々数千言、備に其の人となりを尽す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
いや、人生意気を重んず、(ト歯をすすって)で、ごわりまするが、世間もあり親もあり…… とこれから道学者の面目を発揮して、河野のためにその理想の、道義上完美にして非難すべき点の無いのを説くこと数千言。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
吶々として、しかも沈着に、純真に、縷々この意味の数千言を語ったのが、轟々たる汽車の中に、あたかも雷鳴を凌ぐ、深刻なる独白のごとく私たちの耳に響いた。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
告ぐ、基督は救ふべきものを救ひ、救ふべからざるものを救はざる事を、千言万句の祈祷は一たび基督を仰ぎ見るの徳に若かず、仰ぎ見るは心を以て仰ぎ見るべし、祈祷の教会をかしましうするは、尤も好ましからぬことなれ、我は凡ての教会の黙了せん時に、大活気の炎上すべきを信ず。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
一生の恋だ、命かけての愛だの信実だのと云つた蜜の如ないつかの抱擁も千言万句の誓ひも歓語も、但しは狂ひに狂つた欲念の焔も、ただ一息に押しこかしてゆく「時」の力の前には何等の矜持も権威もあつたものでは無い。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
この話の末は、マリウチアを罵る千言萬句、いつ果つべしとも覺えざりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
刻苦精励、およそ数千言を費して、愛吉を女房の前に描き出した奴は、ここに現実した火の玉小僧の姿を立たせて、ただひめのりの看板に、あッけなく消えてしまったのである。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
作例 · 標準
彼は**千言**を費やしても、真意を伝えきれないようだった。
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**千言**万語を尽くして説明しても、理解してもらえなかった。
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**千言**を弄しても、事実は変わらない。
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