譫言
せんげん
名詞
標準
delirious talk
文例 · 用例
」と苦しみのあまり哀れな譫言を口走り、やがてぐつたり失神の有樣となる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」六「まざ/\と譫言吐く……私の婦知つたりや、と問ひますと、其を知らいで何をする……今日も晩方、私が相長屋の女房が見て來て話した。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
今やなぞ申しましたる儀は、全く譫言にござります。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
」 と突拍子な高調子で、譫言のように言ったが、「ようこそなあ――こんなものに……面も、からだも、山猿に火熨斗を掛けた女だと言われたが、髪の毛ばかり皆が賞めた。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
痲酔剤は譫言を謂うと申すから、それがこわくってなりません。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
彼女は熱に浮かされている間中、かさかさに乾いた唇をあえがして譫言を云った。
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
死ぬ間際にも、お蝶がつれに来たって、譫言を言っていたらしいから、父さんも姐さんには惚れていたんだから、まんざら放蕩親爺でもなかったわけね。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 お神はそう言って涙を拭いたが、昏睡中熱に浮かされた銀子は、しばしば呪いの譫言を口走り、春次や福太郎が傍ではらはらするような、日常|肚に畳んでおいたお神への不満や憤りを曝け出したりしたので、九分九厘まで駄目となったこの際に、心残りのないように、恩怨に清算をつけるのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
高熱でうなされる患者は、**譫言**を漏らし始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の**譫言**は、聞くに堪えないほど支離滅裂だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
医師は、患者の**譫言**から病状の手がかりを探った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite