愁訴
しゅうそ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
complaint (of pain, suffering, etc.)
文例 · 用例
) フランツ・ウェルフェル――「トロヤの女」(戦敗者の悲惨と戦勝者の残酷とを愁訴したものである。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
さらに愁訴すると、奥から親爺が顔を出して、さあさあ皆さん帰りなさい、いまは日本では酒の製造量が半分以下になっているのです。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
廿二日、甲午、奉行人等を、関東御分の国々に下し遣はし、其国に於て、民庶の愁訴を成敗す可きの由、其沙汰有り、参訴の煩を止められんが為なり。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
九日、壬辰、常の御所の南面に於て、終日諸人の愁訴を聴断し給ふ、各藤の御壺に候して、子細を言上す。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
一日、己酉、諸人の愁訴相積るの由、聞食すに依りて、年内に是非せしむ可きの旨、奉行人等に仰せらると云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
爰に将門の従兵藤原玄明の愁訴により、将門其事を聞かんが為に彼国に発向せり。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
唯それ丈では何でもないが後年自分が根岸庵で先生の手づから此の反古の中で欲しいものが有つたら選り出して持つて行けといはれた籠の中に知人の手紙類も幾通かあつて、ふと目についたのは故人が彼の中禪寺湖の長篇に就て哀願愁訴した長い手紙であつた。
— 長塚節 『記憶のまゝ』 青空文庫
さて従前に比して社費は二、三倍に嵩むゆえに、樵夫、炭焼き輩払うことならず、払わずば社殿を焼き払い神木を伐るべしと逼られ、常に愁訴断えず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
検査の結果に異常はなかったが、患者が腹部の愁訴を繰り返すため、さらに精密検査を行うことにした。
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更年期障害に伴う不定愁訴に悩まされ、朝起きるのが辛い日が続いている。
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医師は患者の愁訴にじっくりと耳を傾け、心の病の可能性も視野に入れて診断を下した。
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