誤訳
ごやく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #24747 · 青空 111 例
標準
mistranslation
文例 · 用例
逆説的に言へば、すべての訳詩は誤訳であるほど好いといふ結論になる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
前に逆説して、翻訳は誤訳であるほど好いと言つたのはこの故である。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
Naturalism を、「自然主義」と訳したことも、同様にまた誤訳であつて、それが日本の文学を畸形にし、特殊な写生文的小説を流行させた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
前者は、初めから誤訳することを目的として誤訳してゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
原著の方は知らないのであるから誤訳があろうがあるまいが、そんなことは分かるはずもなし、またいくらちがっていてもそんなことは構わない。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
それはとにかく、このドイツ訳がどれくらい原著に忠実であるかということは自分には分かりかねるが、しかしところどころあたってみるとかなり在来の日本人の註釈などとはちがっていて誤訳ではないかと思うところもある。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
そうして、西洋の芸術理論家は、こういうものの存在を拒絶した城郭にたてこもって、その城郭の中だけに通用する芸術論を構成し祖述し、それが東洋に舶来し、しかも誤訳されたりして宣伝されることもあるであろう。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
誤植や誤写の外に、誤訳がある。
— 森鴎外 『不苦心談』 青空文庫
作例 · 標準
この小説の翻訳には、物語の理解を妨げる致命的な誤訳が見つかった。
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単語の意味を勘違いしたせいで、とんでもない誤訳をしてしまった。
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誤訳を防ぐために、専門用語の辞書を何度も引き直して確認した。
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ウィキペディア
誤訳(ごやく)は、翻訳における誤りのひとつで、翻訳の対象となる原文の内容を正確に理解していない翻訳者が、誤った理解に基づいて翻訳文を作成すること、またそのように作成された誤った内容の翻訳文。原文に含まれている要素を、誤解して訳文に盛り込むもののほか、原文に含まれている要素を訳文に反映させていない「訳抜け」や、逆に原文に書かれていない要素を訳文に盛り込んでしまう場合も誤訳に準じた翻訳上のミスとされる。翻訳の過程が解釈と表現からなるとすると、もっぱら解釈の誤りに由来するものが「誤訳」とされ、これに対して、もっぱら表現の適否、巧拙における問題点は「悪訳」として区別することがある。誤訳の指摘をおもな内容とする書籍などでは、さらに「珍訳」、「欠陥翻訳」といった表現が用いられることもある。この項では、悪訳、名訳についても触れる。
出典: 誤訳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0