誤字
ごじ
名詞頻度ランク #19348 · 青空 95 例
標準
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文例 · 用例
これは通行本と言われているもので、江戸時代の学者は大抵そればかり見ておったのでありますが、それは相当誤字のある本で、近来ずっと古い『万葉集』の写本が大分出て来ましたが、それと比べて見ると処々字が違っている所があります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
前回はかなり手を加えたが、今回は誤字を訂正したほかは、二、三の不適当な語句や用字法を改めたのみである。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
諸々方々に誤字があり誤植がある樣だから見當つたら教へて頂戴 人間の價値は何かやつて見ないとどの位あるか分らない。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
小生抔は始めからあてにして原稿をかきます 漾虚集の誤字誤植御親切に御教示を蒙り難有候。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
マツ子から五枚の原稿用紙を受けとり、一枚に平均、三十箇くらいずつの誤字や仮名ちがいを、腹を立てずに、ていねいに直して行きながら、私は、たった五枚か、とげっそりしていた。
— 太宰治 『めくら草紙』 青空文庫
誤字や假名違ひは何百といふ投書家の中に隨分やる人がある。
— 石川啄木 『歌のいろ/\』 青空文庫
「世の中に絶えて心中なかりせば、二世のちぎりもなからまじ」(旅中、本書を携へず、或は誤字あらん)、と「冥土の飛脚」に言はせたる巣林子、われその濃情を愛す。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
又文字や假名遣を一々世間並の誤字、假名遣に改めた上で載せる人もある。
— 森林太郎 『翻譯に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
提出した書類に誤字がないか、何度も確認した。
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彼の書いた手紙には、いつも誤字が一つもない。
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雑誌の誤字を見つけて、出版社に連絡した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
誤字(ごじ、英語:typo) 字の使い方の誤り →「正書法」を参照。 意図していた文字とは別の文字を書いたり写植してしまうこと →「誤植」「誤記」を参照。 字形の誤り →「字体」を参照。
有名な誤字・脱字・誤植の例
- エリーゼのために — 作曲したベートーヴェンの字が汚かったことから「テレーゼ(Therese)がエリーゼ(Elise)」となった、という説がある。
- 「うわさのベーコン」 — 誤字が多いことで有名な小説。
- ゲーメスト — 日本のゲーム雑誌で、ライターは記者ではなくゲーマーであったことから、誤植が多くなり話題になった。
- (正)ハンドルを右に→(誤)インド人を右に
- (正)大パンチ →(誤)大ピンチ
関連項目
- 正字
- 校正 — 書籍の出版前に誤字脱字などを修正する仕事
- 悪筆 — 読み取りにくい字を書くこと
- 可読性 — 読みやすさ
- 脱字 — 途中の字が抜けてしまうこと
- 衍字 — 途中に字が入り込んでしまうこと
- タイポグリセミア — 最初と最後の文字以外の順番が入れ替わっても正しく読めてしまう現象
- 誤解
- 誤読
- 異分析 — 誤解により本来の語源・語構成と異なる解釈を行うこと
- 伝言ゲーム — 伝わっていくうちに、伝えたかった内容が歪められることを利用したゲーム
- 日本語の乱れ — 標準的とされる言葉の中で、実際に使用する際に「ら」や「い」を省いたり、「さ」をつけ足したりなどの変形が起きる。
- 方言 — その国において標準とする言葉から外れた音韻・文法・語彙などの差異を持つ言語。標準とされる語との間で意思疎通が取れない場合がある。
- 書き損じミノムシ — 筆記で誤字をした際に描かれがちなキャラクター。
出典: 誤字 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0