墓石
ぼせき異読 はかいし
名詞頻度ランク #23126 · 青空 580 例
標準
tombstone
文例 · 用例
いかんぞ殘生を新たにするも冬の蕭條たる墓石の下に汝はその認識をも無用とせむ。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
子供を見ると、その子供の老人になつた時のことを考へてしまふし、搖籃を見ると墓石のことを考へる。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
科学者の全集のうちには、時のたつうちには単に墓石のようなものになってしまうのもあるが、レーリーのはおそらく永く将来までも絶えず参考されるであろう。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
遺骸は有り合わせのうちでいちばんきれいなチョコレートのあき箱を選んでそれに収め、庭の奥の楓の陰に埋めて形ばかりの墓石をのせた。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
それから墓石に乘つて推して見たが、原より然うすれば開くであらうといふ望があつたのではなく、唯居るよりもと、徒らに試みたばかりなのであつた。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
何にもならないで、ばたりと力なく墓石から下りて、腕を拱き、差俯向いて、ぢつとして立つて居ると、しつきりなしに蚊が集る。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
赤城の下男八蔵は、墓原に来て突当の部屋の前に、呼吸を殺していたりしが、他の者は皆立去りて、怪しと思う婦人のみ居残りたる様子なれば、倒れたる墓石を押し寄せて、その上に乗りて伸び上り、窓の戸を細う開きて差覗けば、かの婦人は此方を向きて横様に枕したれば、顔も姿もよく見えたり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
佐々木は建久のむかしこの磯部に城を構えて、今も停車場の南に城山の古蹟を残している位であるから、苔の蒼い墓石は五輪塔のような形式で殆ど完全に保存されている。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の墓石に、新しく彫られた戒名が輝いていた。
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古い墓石には、苔が生い茂り、歴史を感じさせた。
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墓石の前で手を合わせ、静かに故人を偲んだ。
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ウィキペディア
墓石 とは、墓の上に設置される大きめの石や石材加工品。墓碑(ぼひ)ともいう。
出典: 墓石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0