墓碑
ぼひ
名詞
標準
gravestone
文例 · 用例
その時、ああだれが山頂の墓碑を見るか。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
とある杉垣の内を覗けば立ち並ぶ墓碑|苔黒き中にまだ生々しき土饅頭一つ、その前にぬかずきて合掌せるは二十前後の女三人と稚き女の子一人、いずれも身なり賤しからぬに白粉気なき耳の根色白し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
墓碑に寛延の年号が刻んであるのを見るとよほど長命であったらしい。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
誰か僕の墓碑に、次のような一句をきざんでくれる人はないか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
私はその日、鴎外の端然たる黒い墓碑をちらと横目で見ただけで、あわてて帰宅したのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
廖氏氏」]二子及び門人|王※等拾骸の功また空しからず、万暦に至って墓碑|祠堂成り、祭田及び嘯風亭等備わり、松江に求忠書院成るに及べり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
かくてはや終の墓碑。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
墓碑銘われは常にかれを尊敬せりき、しかして今も猶尊敬す――かの郊外の墓地の栗の木の下にかれを葬りて、すでにふた月を経たれど。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
作例 · 標準
古い教会の裏手にある墓碑には、長い年月をかけて苔がびっしりと生い茂っていた。
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彼は先祖代々の墓碑を磨きながら、遠い異国で亡くなった親族に思いを馳せた。
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夕暮れ時の霊園に並ぶ白い墓碑が、沈みゆく太陽の光を浴びて静かに輝いている。
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