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碑石

ひせき
名詞
1
標準
stone monument
文例 · 用例
関東地震のあとで鎌倉の被害を見て歩いたとき、光明寺の境内にある或る碑石が後向きに立っているのを変だと思って故田丸先生と「研究」していたら、居合わせた土地の老人が、それは一度倒れたのを人夫が引起して樹てるとき間違えて後向きにたてたのだと教えてくれた。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
うっかり「地震による碑石の廻転について」といったような論文の材料にでもして故事付けの数式をこね廻しでもすると、あとでとんだ恥をかくところであった。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
そうしてその碑石が八重葎に埋もれた頃に、時分はよしと次の津浪がそろそろ準備されるであろう。
寺田寅彦 津浪と人間 青空文庫
それは昭和十一年建てられた当時、墨の色もはっきりと読取られたものであるが、軟かい石の性質のためか僅か五年の間に墨は風雨に洗い落され、碑石は風化して左肩からはすかいに亀裂がいり、刻みこまれた字は読み難いほど石がところどころ削げ落ちている。
黒島傳治 短命長命 青空文庫
それを予防する人柱の代わりに、今のうちに京橋と新橋との橋のたもとに一つずつ碑石を建てて、その表面に掘り埋めた銅版に「ちょっと待て、大地震の用意はいいか」という意味のエピグラムを刻しておくといいかと思うが、その前を通る人が皆円タクに乗っているのではこれもやはりなんの役にも立ちそうもない。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
その前面に明の成化・嘉靖頃の碑石三四方、何れも寺の由來を誌したものがある。
桑原隲藏 大秦景教流行中國碑に就いて 青空文庫
何事かと聞き質すと、この日意外にも、景教碑は官命で碑林に移轉されることになり、碑石はすでに持ち出されて居つたといふ。
桑原隲藏 大秦景教流行中國碑に就いて 青空文庫
これには彼と關係のあつた歐米等十ヶ國産の石板に各國名(匈、伊、希、墨、琉、墺、埃、土、支、米)を刻して、碑石に嵌してあるのも面白い意匠である。
濱田耕作 沖繩の旅 青空文庫
作例 · 標準
その古代の碑石には、過ぎ去った時代の碑文が刻まれていた。
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その英雄が倒れた場所には、シンプルな碑石が立っている。
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私たちはその史跡を訪れ、保存状態の良いいくつかの碑石を見た。
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