天威
てんい
名詞
標準
imperial authority
文例 · 用例
都へ行つて将門の横暴を訴へ、天威を藉りてこれを亡ぼさうといふのである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
勢力強大にして天威を怖れず、また天上に昇って天女を犯さんと望み、押し強くも帝釈宮の門まで往ったが堅く闔ざされてヤモリが一疋番しおり、この金剛石門は秘密の呪言で閉じられいるから入る事は叶わぬと語る。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
斯くて落日晃耀の光の名殘消え去れば、 605諸神おの/\其宮に就きてやすらひ睡るべく、ヘープァイストス跛行神、巧みの技に天上の靈おの/\に築きたる王殿さして歸り行く、はたオリュンポス雷霆の天威かしこきクロニオーン、甘眠來り襲ふとき憩ひ馴れたる床の上 610登りて睡る――黄金の王座ヘーレー*側らに。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
アガメムノーン大王は牲に五歳の肥へし牛、天威至上のクロニオーン・ヂュウスの前にたてまつり、式にアカイア族中の宿老將士呼びあつむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
諸峯群れ立つオリュンポス、其最高の頂に諸神と離れ悠然と坐せる雷霆のクロニオーン、之を眺むるヘーレーは、兵車を其處にひきとゞめ、 755天威かしこきクロノスの子に問ひかけて陳んじ曰ふ、『天父ヂュウスよ、アレースの斯く兇暴に狂へるを君怒らずや?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
天威かしこきクロニオーン、しかあることを喜べり。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
嬌笑|愛づる艶麗のアプロヂィテー答へいふ、『君の御言に背くこと、然るべからず、叶ふまじ、天威かしこきクロニオーン、御腕に君を抱き給ふ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
その時ヘーレー、端嚴の神女謀りて彼にいふ、『天威かしこきクロニデー、何らの言を宣んするや?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
作例 · 標準
古の皇帝は、自らの天威を国中に知らしめるため、盛大な儀式を行った。
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逆らう者には容赦なく天威が下される、と臣下は恐れた。
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彼の詩は、皇帝の偉大な天威を讃えている。
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