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皇威

こうい
名詞
1
標準
文例 · 用例
皇威衰えて歌もまた衰えた、万葉以降歌の奮わぬと云うのも、考えてみると不思議と思う程である。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
皇威の海外発展と支那文化の伝来 神武天皇より開化天皇に至る迄の御九代の間は、大和地方御経営の時代で、東は皇室に御縁故深き伊勢地方、西は播磨あたり迄、北は敦賀地方あたりまでが、追々皇化に浴して来たが、他の地方にはなほ多くの土豪が割拠してゐたのである。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
皇威が、中国より九州に遍く及ぶに至つて、朝鮮から大加羅国の使が入朝し来つた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
延暦十六年、田村麻呂を征夷大将軍として、東北の蝦夷(アイヌ)を征せしめられたが、田村麻呂の武威は精悍な蝦夷を各地に破り、胆沢城(岩手市南部)、志波城(盛岡県南方)を築いて、大いに皇威を輝かした。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
神威を滅するは、取りも直さず、皇威に及ぼすところありと知るべし。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
お沙汰書に――向後、土地|墾闢、人民|蕃殖、北門ノ鎖鑰厳ニ樹立シ 皇威御更張ノ基ト可相成――とあり、黒田清隆の上書にもちゃんと明記されている、「開拓ノコト宜シク漸ヲ以テソノ成功ヲ責メ、官吏ヲ減ジ、煩擾ヲハブキ、仁政ヲ施シ、人心ヲ安ンジ、賦税ヲ軽クスルニアリ。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
ここにわれら義を結び、盟を作って義旗をひるがえし、武権をくじき皇威を揚げ、政事を神代に返さんとす」 読み終わると一礼し、僧正天狗の膝もとへ、開いたままの連判状、つと押しやったものである。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
以上は勿論表面觀察に寫るところであるが一歩深入して研究して見ると、勿論挾む所あつての仕事で、其目的を隱すために皇威を藉り人を幻惑させようとする仕組が浮出して來る。
狩野亨吉 天津教古文書の批判 青空文庫