天位
てんい
名詞
標準
imperial throne
文例 · 用例
然無くても古より今に至るまで、関東諸国の民、あすこにも此所にも将門の霊を祀つて、隠然として其の所謂天位の覬覦者たる不届者に同情し、之を愛敬してゐることを事実に示してゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
今で云へば県庁を襲撃し、県令を生擒し、国庫に入る可き財物を掠奪したのに当るから、心を天位に掛けぬまでも大罪に相違無い。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
此書の末の方には憤怨|恨※と自暴の気味とがあるが、然し天位を何様しようの何のといふそんな気味は少しも無い。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
僕の位は天位なのだ。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
多くの皇子たちの中にすぐれてお愛しになった父帝が人臣の列に自分をお置きになった御精神を思うと、自分の運と天位とは別なものであると思う源氏であった。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
それによると、衣通媛の兄媛なる允恭の妃の、水盤の冷さを堪えて、夫王を動して天位に即かしめたという伝えも、水の女としての意義を示しているとするのだ。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
皇后として後、天位に上られたのは、皆中天皇だつた方であらう。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
「人心、古のようでなく、康囘貪婪飽くなく、天位を窺うたがために、私共の后は自ら天罰を加えるために、郊に戦われたが、天は本当に徳を祐け、私共の軍隊は向うところ敵なく、康囘を不周の山に殺したのであります。
— 魯迅 『不周山』 青空文庫
作例 · 標準
若き王子は、重い天位を継承する覚悟を決めた。
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歴史上、天位を巡る争いは絶えず、多くの血が流された。
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彼は天位に就いて以来、常に民の幸福を願ってきた。
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