漉き
すき
名詞頻度ランク #8305 · 青空 0 例
標準
papermaking
文例 · 用例
大きいのでせいぜい二、三|分四方、小さいのは虫眼鏡ででも見なければならないような色紙の片が漉き込まれているのである。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
書物の大きさは三二×四三・五センチメートルで、用紙は一枚漉きの純白の鳥の子らしい。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
仏陀(宇宙大生命の人格化、覚者の義)の手は行き亘らぬ隈もなく、どんな狭い隙からも霧のように漉き入り、身をも心をも柔かく包みます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
人間中のあらゆる美しさを蒐めて、漉き浄めた美しさだ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
輝く蒼空をいま漉き出すように頭上の薄膜の雲は見る見る剥れつつあった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
浪間と浪の陰に当るところは、金沙を混ぜた緑礬液のように、毒と思えるほど濃く凝って、しかもきらきら陽光を漉き込んでいる。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
けれども長堤も対岸の丘もかなり青み亘り、その青みの中に柔かいうす紅や萌黄の芽出しの色が一面に漉き込まれている。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
漉き込み剰って強い塊の花の色に吹き出しているところもある。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
作例 · 標準
越前和紙の漉きの工程を見学し、職人の繊細な技術に感動した。
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冷たい水の中で原料を混ぜる漉きの作業は、冬場が最も適している。
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漉き上がったばかりの紙を天日で乾かす光景は、この村の風物詩だ。
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