数寄
すき
名詞頻度ランク #38834 · 青空 125 例
標準
refined taste
文例 · 用例
六 銀座四丁目から数寄屋橋まで歩いて、それから廻れ右をして帰って来るとやはりもとの同じ銀座四丁目に帰って来る。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
数寄の光壁更たけて、 千の鱗翅と鞘翅目、直翅の輩はきたれども、 公子訪へるはあらざりき。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
御濠は西の方滝の口に至り、南の方呉服橋八重洲橋鍛冶橋数寄屋橋に至るまで船を通ずべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
こんなことを考えながら歩いているうちに、いつのまにか数寄屋橋に出た。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
去年の夏|数寄屋橋の電車停留場安全地帯に一人の西洋婦人が派手な大柄の更紗の服をすそ短かに着て日傘をさしているのを見た。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
邦楽座わきの橋の上から数寄屋橋のほうを、晴れた日暮れ少し前の光線で見た景色もかなりに美しいものの一つである。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
」 婆々はひしひし、大手の木戸に責め寄せたが、「しかし貴客、三人、五人こぼれますのは、旅籠でも承知のこと、相宿でも間に合いませぬから、廊下のはずれの囲だの、数寄な四阿だの、主人の住居などで受けるでござりますよ。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」「まあ、」「ええ……忰が相場ごとに掛りまして分散、と申すほど初手からさしたる身上でもござりませぬが、幽には、御覚えがあろうも知れませぬ、……元|数寄屋町の中程の、もし、へへへ、煎餅屋の、はい、その時分からの爺でござりますよ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
彼は数寄の道に通じており、茶室のしつらえにもこだわりがある。
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祖父の隠居所は、数寄を凝らした風雅な建築だった。
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数寄の心を解する人々と、古美術について語り合う時間は至福だ。
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