懶惰
らんだ異読 らいだ
名詞形容動詞多音語
標準
indolence
文例 · 用例
訪ふものは扉を叩つくしわれの懶惰を見て憐れみ去れども石炭もなく煖爐もなく白堊の荒漠たる洋室の中我れひとり寢臺に醒めて白晝もなほ熊の如くに眠れるなり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
連日荒妄し、懶惰最も極めたり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
例へば天質的に愚鈍であつたり、先天的に懶惰であつたりする男が、生涯不幸の境遇に終ることは、宿命的に止むを得ない事情である。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
かういふ餘儀ない事情は彼等を驅つて放縦懶惰の高等遊民たらしめるより他はなかつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
当時、私は極めて懶惰な帝国大学生でありました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
昔は東海道でも有名な宿場であったようですが、だんだん寂れて、町の古い住民だけが依怙地に伝統を誇り、寂れても派手な風習を失わず、謂わば、滅亡の民の、名誉ある懶惰に耽っている有様でありました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
日に十里を楽々と走破しうる健脚を有し、獅子をも斃す白光鋭利の牙を持ちながら、懶惰無頼の腐りはてたいやしい根性をはばからず発揮し、一片の矜持なく、てもなく人間界に屈服し、隷属し、同族互いに敵視して、顔つきあわせると吠えあい、噛みあい、もって人間の御機嫌をとり結ぼうと努めている。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
だんだん田舎深く入込めば、この道中一行の呆れ返らざるを得なかったのは、この地方住民の懶惰極まる事である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
作例 · 標準
休日は昼過ぎまでベッドから出ない彼の懶惰な生活態度は、同居している家族に悪影響を与えている。
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長い夏休みの間、私は何の目標も持たずにひたすら懶惰に日々を消費してしまったことを後悔している。
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ソファーで懶惰をむさぼってテレビばかり見ていないで、少しは将来の資格試験のために勉強しなさい。
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