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蒸気船

じょうきせん
名詞
1
標準
steamship
文例 · 用例
時津から早岐まで、哀れげな小蒸気船に乗っての大村湾縦走はただうすら寒い佗しい物憂さの単調なる連続としてしか記憶に残っていない。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
(明治四十年十月十五日『東京朝日新聞』)         二十      ボートレースに無線電話 今年の七月、北米の大湖エリーの水上で端艇競漕のあった時、その時々刻々の景況を陸上に報ずるためテルマと名づくる小蒸気船に無線電話機を載せて現場に臨ませた。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
大橋より川上は小蒸気船の往来なくして、たゞ川船、伝馬、荷足、小舟の類の帆を張り艫櫂を使ひて上下するのみなれば、閑静の趣を愛して夏の日の暑熱を川風に忘れんとするの人等は、大橋以西、製紙所の上、川の南西側に榛の樹立の連なれるあたりの樹蔭に船を纜ひて遊ぶが多し。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
およそこゝの橋より下は永代橋に至るまで小蒸気船の往来絶ゆる暇なく、石炭の烟、機関の響、いと勇ましくも忙はしく、浮世の人を載せ去り載せ来るなり。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
ちょうどそのとき、蒸気船にびっくりした魚が、葦のあいだに逃げこみました。
BILLEDBOG UDEN BILLEDER 絵のない絵本 青空文庫
蒸気船が魔法のかたつむりのように山々のあいだをぬってきますと、ときおり旅人が会堂へやってきます。
BILLEDBOG UDEN BILLEDER 絵のない絵本 青空文庫
例えば電信や蒸気船やは、発明の目的が社会の福祉にあったにせよ、或は純に科学的の興味にあったにせよ、発見としての価値に変りがなく、またその学術上の批判に於ては、利用の有益と無益とを問わないのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
蟹田から青森まで、小さい蒸気船の屋根の上に、みすぼらしい服装で仰向に寝ころがり、小雨が降って来て濡れてもじっとしていて、蟹田の土産の蟹の脚をポリポリかじりながら、暗鬱な低い空を見上げていた時の、淋しさなどは忘れ難い。
太宰治 十五年間 青空文庫
作例 · 標準
黒船来航により、巨大な蒸気船が浦賀の沖合に姿を現した時の衝撃は計り知れない。
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帆船に代わって主流となった蒸気船は、天候に左右されない安定した輸送を可能にした。
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歴史小説の主人公は、新時代の象徴である蒸気船に乗り込んで海外へと渡った。
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ウィキペディア

蒸気船(じょうきせん)とは、蒸気機関を用いスクリュー・プロペラや外輪を廻すことより推進する船のことである。蒸汽船や汽船ともいう。

出典: 蒸気船 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0