大詔
たいしょう
名詞
標準
imperial rescript
文例 · 用例
マレー半島に奇襲上陸、香港攻撃、宣戦の大詔、園子を抱きながら、涙が出て困った。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
時は千八百十三年、モスコーの一敗辛くも巴里に遁れ帰りたる大奈翁に対し、普帝が自由と光栄の義戦を起すべく、三月十七日、大詔一下して軍を国内に徴するや、我がキヨルネルは即日筆を擲つて旗鼓の間に愛国の歩調を合し候ひき。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
立憲政体設立の期を定めたる大詔の下りし年すなわち明治十四年より、条約改正論の騒がしかりし明治二十年に至るまで、この六年間は実に政論史上の第三期に属す。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
頬ひげをあたつてゐると、大詔の奉読、つゞいて、東条首相の謹話があつた。
— 坂口安吾 『真珠』 青空文庫
ちやうど大詔奉戴日といふ禁酒の日だから仕方がない、こゝならいつでも酒があるといふ親類の病院で酒を強奪して、海へ行き、無理矢理浜の茶屋へあがつて酒は悪いがブドウ酒ならよからうとブドウ酒もだしてもらつて酒をのんだ。
— 坂口安吾 『わが戦争に対処せる工夫の数々』 青空文庫
五月八日◯第四十一回目の大詔奉戴日。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
宣戦の大詔勅は、熱した国民の耳に、清々しく、厳かに伝へられ、一億草莽、感動に胸ふるはせて、ひとしく、忝けなき大御心にこたへ奉らんことを誓ひました。
— ――力としての文化 第三話 『戦争と文化』 青空文庫
韓山の風雲に胸をおどらし、佐世保の湾頭には「今度この節国のため、遠く離れて出でて行く」の離歌に腸を断ち、宣戦の大詔に腕を扼り、威海衛の砲撃に初めて火の洗礼を授けられ、心をおどろかし目を驚かすべき事は続々起こり来たりて、ほとんど彼をして考うるの暇なからしめたり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
作例 · 標準
明治天皇は、国民に大詔を下され、近代化への道を示された。
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歴史書には、その時代の大詔の内容とその影響が詳述されている。
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「えっ、まだ大詔なんてものがあるの?」「いいえ、今はもうありませんが、歴史的には非常に重要なものでした。」
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