禁令
きんれい
名詞
標準
prohibition
文例 · 用例
徳川時代に、大火の後ごとに幕府から出した色々の禁令や心得が、半分でも今の市民の頭に保存されていたら、去年のあの大火は、おそらくあれほどにならなかったに相違ない。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
ラジオ放送と似た禁令があるかもしれないが、読者の要求に対しては不親切であると思われる。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
支那では北京政府が二十万|元を支出して送金して来た外、これまで米殻輸出を禁じていたのを、とくに日本のために、その禁令をといたり、全国の海関税を今後一か年間一割ひき上げて、それだけを日本へおくることを発表しました。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
天正十八年末、徳川幕府は全国に亙って切利支丹、法度たるべき禁令を布いた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
しかれども合祀依然行なわれおれば、この禁令も何の功なからん。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
旧約全書ダニエル書第六章第八節、「されば王よねがわくはその禁令を立ててその詔書をしたためメディアとペルシアの廃ることなき律法のごとくにこれをして変らざらしめたまえ」20 marin-spike ――船の言葉で、索の股を解くに用いる円錐形の鉄具。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
鎌倉時代、足利時代、降って徳川時代に至っては、その禁令がいよいよ厳重になって、ひそかに鷹を飼うものは死罪、それを訴人したものには銀五十枚を賜わるということになっていた。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
第一は徳川幕府が幾度も幾度も出した産児制限法の禁令である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫