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怪獣

かいじゅう
名詞頻度ランク #10875 · 青空 322
1
標準
monster
文例 · 用例
純潔な処女をこの一角の怪獣の棲家へ送り込むと、ウニコールがすっかり大人しくなって処女の胸に頭をすりつけて来る。
寺田寅彦 マルコポロから 青空文庫
ただ妄想という怪獣の餌食となりたくないためばかりに、私はここへ逃げ出して来て、少々身体には毒な夜露に打たれるのである。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
その光は暗夜に怪獣の眼のごとし。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
二 公使館のあたりを行くその怪獣は八田義延という巡査なり。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
眠っているように思っている植物が怪獣のごとくあばれ回ったり、世界的|拳闘選手が芋虫のように蠢動するのを見ることもできるのである。
寺田寅彦 映画の世界像 青空文庫
遠山桜あるあたりは、公園の中にても、眺望の勝景第一と呼ばれたる処に候へば、式の如き巨大なる怪獣の腹の下、脚の四ツある間を透して、城の櫓見え、森も見え、橋も見え、日傘さして橋の上渡り来るうつくしき女の藤色の衣の色、あたかも藤の花|一片、一片の藤の花、いといと小さく、ちらちら眺められ候ひき。
泉鏡花 凱旋祭 青空文庫
一体に樹立深く、柳松など生茂りて、くらきなかに、その蒼白なる光を洩し、巨象の形は小山の如く、喬木の梢を籠めて、雲低き天に接し、朦朧として、公園の一方にあらはれ候時こそ怪獣は物凄まじきその本色を顯し、雄大なる趣を備へてわれわれの眼には映じたれ。
泉鏡花 凱旋祭 青空文庫
或は怪獣の眼かと市郎は屹と瞰上げる途端に、頭の上から小さな石が一つ飛んで来たが、幸いに身には中らなかった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
ウィキペディア

怪獣 とは、正体不明の生物、怪物のことを指す言葉である。ネッシーのような未確認動物 (UMA) を指す場合もある。類似ジャンルに「怪人」がある。

出典: 怪獣 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0