前庭
ぜんてい異読 まえにわ
名詞頻度ランク #38492 · 青空 342 例
標準
front garden
文例 · 用例
それを享樂しつゝ、しばらくつぶつてゐた眼を開くと、門内の前庭に焔を洗つたやうなカンナの花瓣が思ふさまその幅廣の舌を吐いてゐた。
— 岡本かの子 『秋雨の追憶』 青空文庫
家の前庭はひろく砥石のように美しい。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
彼女は前庭の日なたで繭を※ながら、実際グレートヘンのように糸繰車を廻していることがある。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
こんな奇麗な前庭を持っている、そのうえ堂々とした筧の水溜りさえある立派な家の伜が、何故また新聞の配達夫というようなひどい労働へはいって行ったのだろう。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
おそらく死に際の幻覚には目にたてて見る塵もない自分の家の前庭や、したたり集って来る苔の水が水晶のように美しい筧の水溜りが彼を悲しませたであろう。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
彼も家の出入には、苗床が囲ってあったりする大家の前庭を近道した。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
H温泉旅館の前庭の丸い芝生の植え込みをめぐって電燈入りの地口行燈がともり、それを取り巻いて踊りの輪がめぐるのである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
湯村のその大衆浴場の前庭には、かなり大きい石榴の木が在り、かっと赤い花が、満開であった。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
作例 · 標準
我が家の前庭には、四季折々の花が咲き誇っている。
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彼女は毎朝、前庭の草木に水をやるのが日課だ。
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このホテルは、広々とした前庭が特徴だ。
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標準
vestibule (of the ear)
作例 · 標準
耳の奥にある前庭は、平衡感覚を司る重要な器官だ。
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前庭の異常は、めまいや平衡感覚の障害を引き起こすことがある。
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彼は前庭の機能検査を受けるために耳鼻科を受診した。
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