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稚魚

ちぎょ
名詞頻度ランク #32129 · 青空 8
1
標準
fry
文例 · 用例
ここは姫鱒の人工養殖所で、孵化した稚魚を湖水に放流すれば、育った親鱒は三年後に、その回帰性によって、放流された場所へ産卵に戻ってくる。
豊島与志雄 山上湖 青空文庫
浅間山麓六里ヶ原を流れる地蔵川へ流れ込む小渓流赤川には、山女魚と亜米利加系の紅鱒との稚魚が棲んでいて、この味は、また別趣だ。
佐藤垢石 魔味洗心 青空文庫
それかあらぬか、琵琶湖で孵化したあゆの稚魚を地方の渓流へ放流すると、通常のあゆ通り立派に成長することが分って、近来は諸所で盛んに放魚が行われているようだ。
北大路魯山人 若鮎について 青空文庫
琵琶湖では、あゆの稚魚を茄でてひうおと呼んでいる。
北大路魯山人 若鮎について 青空文庫
アユという魚は、稚魚のうちは、川近くの海でイワシの子のシラスとともにプランクトンというものを食べて育ち、四月半ばから桜の花をしたって生まれた川へのぼってきて、川底の石につく硅藻を食べたり、水棲昆虫の幼虫を食べて成魚になり、六月解禁ごろは石アカばかりを食うものだそうだが、これとても一概にはいえない。
三遊亭金馬 江戸前の釣り 青空文庫
黄昏の、片明りに光る、水面の下をすかして見ると、青黒く藻草がゆらめいてい、なにかの稚魚が群れをなして、さっと片方へはしり、すぐにまた片方へさっと走るのが見えた。
山本周五郎 青べか物語 青空文庫
水は浅く、底の砂地が見え、なにかの稚魚らしい小さな透明な魚の群が、水面すれすれに泳ぎまわっていた。
山本周五郎 いしが奢る 青空文庫
」 そう言うと彼は、ぐいと勢よく相手に片手を差し伸べた、――差し伸べて、たちまちぎょっとした。
ドストエーフスキイ 永遠の夫 青空文庫
作例 · 標準
海岸近くの浅瀬で、小さな稚魚の群れが泳いでいた。
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漁業では、稚魚を保護することが、将来の資源確保につながる。
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この川には、清流を好む珍しい魚の稚魚がたくさん見られる。
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ウィキペディア

稚魚 とは、魚類の成長過程中での初期のステージのひとつ。広義ではしばしば仔魚(しぎょ)もひっくるめて“稚魚”と称されるが、生物学上は仔魚と稚魚は明確な定義で区別される。仔魚の次のステージが稚魚である。また、仔魚と稚魚をひっくるめて仔稚魚と総称することもある。

出典: 稚魚 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0