金鳥
きんちょう
名詞
標準
Kincho
文例 · 用例
吉田口は大月駅から緩やかな上りで、金鳥居のところが海抜約八百メートル。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そして通勤するほど「もらい」のないそのカフェ・金鳥の、主人の眼を偸んでは黒吉のごろごろしている荒物屋の二階にしばしば訪ねて来るのだった。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
紫摩金鳥の幾百萬、ああ當來の勢力よ。
— LE BATEAU IVRE 『醉ひどれ船』 青空文庫
金鳥のモスキート・スパイラル。
— 片岡義男 『頬よせてホノルル』 青空文庫
野尻湖近くの田口駅をすぎた頃、客車のしきりの扉が開いて、車掌がきんちょうした顔をして入ってきた。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
男君の顔の筋肉は一時は非常にきんちょうしそして又ゆるんだ、と同時に、「貴女の心から心から、貴女の、おお貴女の心から、どうぞどうぞ貴女のその口から死ねと云って下さい、死ねと……云って下さい。
— 宮本百合子 『錦木』 青空文庫
そのうちに、かれがさっと顔をきんちょうさせた。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
その器械のまん中にはまっている映写幕には、アナウンサー田村君のきんちょうした顔がうつっている。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫