賞美
しょうび
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
admiration
文例 · 用例
五葉の松でもあればこそ、落葉松の実生など、余り佳いものでもないが、それを釣瓶なんどに植えて、しかもその小さな実生のどうなるのを何時賞美しようというのであろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
この仮説を敷衍すれば、熱い酒に冷たい豆腐のひややっこ、アイスクリームの直後のホットカフェーの賞美されるのもやはり一種の涼味の享楽だという事になる。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
幼君これを御覽じて、嬉しげに見えたまへば、彼勸めたる何某面目を施して、件の籠を左瞻右瞻、「よくこそしたれ」と賞美して、御喜悦を申上ぐる。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
思ったよりは高名で、現に、この頃も藤屋に泊った、何某侯の御隠居の御召に因って、上下で座敷を勤た時、(さてもな、鼓ヶ嶽が近いせいか、これほどの松風は、東京でも聞けぬ、)と御賞美。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
利休が心窃かに自ら可なりとして居た茶入を氏郷も目が高いので切りに賞美して之を懇望し、遂に利休をして其を与うるを余儀無くせしめたという談も伝えられている。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
彼の山科の丿貫という大の侘茶人が糊を入れた竹器に朝顔の花を生けて紹鴎の賞美を受け、「糊つぼ」という一器の形を遺したと共に、作略|無礙の境界に入っている風雅の骨髄を語っているものである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
竹の油筒を掘り出して賞美するかと思えば、ケチでは無い人だ、家重代の者をも惜気無く親友の所望には任せる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
が、それはまたそれで丁度そういう調子合のことの好きな磊落な人が、ボラ釣は豪爽で好いなどと賞美する釣であります。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
作例 · 標準
異国の地から献上された見たこともないほど精巧な細工の工芸品を、王様は時間を忘れて熱心に賞美した。
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彼女の長年にわたる地域社会への貢献と高潔な人格は、世代を超えて多くの人々から深く賞美されている。
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移ろいゆく四季の美しさを賞美し、それを歌や絵に託して慈しむ感性は、日本人の心に古くから根付いている。
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