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焦眉

しょうび
名詞
1
標準
emergency
文例 · 用例
それで全国民は函館罹災民の焦眉の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
不時の大騷動に、愕き目醒めたる春枝夫人は、かゝる焦眉の急にも其省愼を忘れず、寢衣を常服に着更へて居つた爲めに、今漸く此處まで來たのである。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
』とばかり、焦眉の急も忘れて跳り立つ、私も急ぎ其方に眼を轉ぜんとしたが、時既に遲かつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
同時に眼前焦眉の事件以外何にも眼に這入らなくなる。
夏目漱石 高浜虚子著『鶏頭』序 青空文庫
病が次第に篤くなり、焦眉の問題として真剣に後嗣のことを考えねばならなくなった時、叔孫豹はやはり仲壬を呼ぼうと思った。
中島敦 牛人 青空文庫
借方もかかる所業の不義なるを知るといへども、一は焦眉の急に迫り、一は期限内にだに返弁せば何事もあらじと姑息して、この術中には陥るなりけり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
我等自身の家でもその年は血の出るやうな三度目の山賣りを斷行して、辛くも焦眉の急の借財を返した當座では無かつたか。
若山牧水 古い村 青空文庫
」(「開墾及耕作の栞」北海道庁、拓殖部編)「……実際、我国の人口、食糧問題がかくまでも行き詰りを感じている現今、北海道、樺太の開墾は焦眉の急務であると思います。
小林多喜二 不在地主 青空文庫
作例 · 標準
台風の影響で堤防が決壊する恐れがあり、下流域の住民を安全な場所へ誘導することは、現時点で焦眉の課題である。
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主要な取引先の倒産により資金繰りが急激に悪化し、新たな融資を取り付けることが会社にとって焦眉の急務となった。
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深刻なエネルギー不足を解消するため、代替資源の確保と省エネ対策の徹底が、国にとって焦眉の重要事項となっている。
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