感嘆
かんたん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #17202 · 青空 760 例
標準
admiration
文例 · 用例
」と言つて、事々に感嘆の辭をもらして居た。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
その語尾の感嘆詞みたいなものだけは、よせ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
全く感嘆に値いするものである。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
それでせっかくこんなに子供のように笑ったあとで、それから後のプログラムの名優達の名演技を見て緊張し感嘆し疲労するのは、少なくも今日の弛緩の半日の終曲には適しないと思ったので、すぐに劇場を出て通りかかった車に乗った。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
それで Wimbledon Common にあった George Murray という人の私塾のような学校に入って、そこで代数や三角や静力学初歩を教わったが、その頃からもう彼の優れた学才が芽を出して師を感嘆させた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
一體私は「留女」以來氏の作品を、今のどの作家の作品よりも好きなのですが、中でも「夜の光」の中に收められてゐる「正義派」「出來事」「范の犯罪」「清兵衞と瓢箪」特に「和解」には最も感嘆させられました。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
数学と器械が、それを駆使する目に見えぬ魂の力によって初めて現わし得た偉大な効果に対する感嘆の念は、いつのまにか数学と器械そのものに対する偶像的礼拝の心に推移しようとする傾向を生ずる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
帰りの電車に揺られながらも、この一団のきたない粘土の死塊が陶工の手にかかるとまるで生き物のように生長し発育して行く不思議な光景を幾度となく頭の中で繰り返し繰り返し思い起こしては感嘆するのであった。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
作例 · 標準
その見事な彫刻の細部まで行き届いた緻密な細工に、展示室を訪れた人々は一様に感嘆の声を上げた。
熟練の職人が迷いなく道具を操り、一点の曇りもなく仕上げていく鮮やかな手並みには、ただ感嘆するばかりであった。
満天の星空が湖面に映り込む幻想的な光景を前にして、登山客たちは言葉を失い、静かに感嘆を漏らした。
若き数学者が導き出した独創的かつ明快な解法は、その場にいたベテランの教授陣を深く感嘆させた。